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るものと、現状において地区の魅力の要素となっているもの)、望まれる方向(改善や創造等、何らかの施策の方向をいうべきもの)をとりまとめ、エコポートモデル事業の整備基本方針とした(Table−1)。

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Fig−4 Basic vision of Ecopark Zone Round−Table Deliberation committee

Table−1 Basic concepts of development

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4−3 地区別の基本方針
モデル事業対象地区における沿岸域の地区別の基本方針については、
(1)自然環境の保全を重視する地区
〈和白干潟地区〉
動植物の貴重な種の生息地(和白川、唐原川河口域)の保全
アオサの堆積による悪臭発生が認められる地域については底質改善を行い、市民が干潟の生物とふれあう場の形成。
〈海の中道地区〉
砂嘴及び砂浜により形成されている海浜植物群落の保全
豊かな自然環境の中で水遊びやピクニック等を楽しめる場の形成。
(2)水辺で散策、景観を楽しむ地区
〈御島地区>
御島の鳥居の歴史的な景観との調和を図り、鳥居方面への広い眺望を確保。
護岸敷上を市民が海側の景観を満喫しながら散策・休憩ができる場の形成。
〈塩浜・奈多地区〉
市民が海や市街地方面の良好な景観や野鳥の集まる風景を楽しみながら散策できる場の形成。
(3)水辺に近づける地区
〈香椎地区〉
砂浜や磯浜を創造し、子供たちが磯遊びや魚や潮間帯生物の観察を行い、自然を学べる場の形成。
〈香住ヶ丘地区〉
香住ヶ丘海岸の自然海岸はできるだけ保全。
海岸の一部に市民が磯浜や砂浜に容易に降りることができる場の形成。
〈雁の業地区〉
多くの野鳥が飛来・生息しする砂浜海岸と塩沼地植物群落の保全。
自然豊かな景観との調和を図りながら市民が水辺で遊びながら野鳥や植物の生息を感じられる場の形成。
上記の3つの基本方針に分類される(Fig−5)。
また、海域については、水・底質の改善を行い、生物にやさしい海域の形成を図ることとしている

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Fig−5 Basic concepts of areas

4−4整備計画と環境管理
モデル事業の検討内容は、約80haの和白干潟を中心とした良好な自然環境を保全し、海域において水・底質の改善策として約117haの浚渫・良質砂による覆砂を行い、陸域については親水機能の向上を図るとともに、生物生息環境に配慮した護岸等の改修・整備を行う計画である。

 

 

 

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